薄毛が気になってしまうような悩みは、年齢が高くなってからではないかと考えている方も多いかもしれません。しかし、そういった思い込みによりAGAの治療につながりにくく、スタートが遅れてしまうことがあります。できるだけ進行を遅らせていくためにも年齢がどこまで関係するものなのかを知り、気が付いたら早めに対策をとれるようにしておきましょう。
若くても発症することはある
薄毛になるのは中高年の男性が多いと考える方もいるでしょうが、実は若くても薄毛に悩んでいる方はいます。ある程度悩んでいる方はそれぞれの年齢で出ていても、年齢が上がっていくと、若い時から発症していた方の数に年齢が上がってから発症した方の数がプラスされることになるので、悩んでいる人が多く見受けられることになります。若いときには脱毛する分を成長する分でカバーできていたのが、カバーしきれずに薄毛が目立つので、気が付く人が多くなるともいえるのです。
すでに10代から悩む方も出ているので、年齢が上がってから気にするのでは間に合わないこともあります。治療をしても劇的に脱毛が止まる、毛が生えてくるといったことは難しく、進行を緩やかにしたり少しずつ改善したりすることが多いので、できるだけ早く対策をとっていくことが必要になるのです。そのためには、年齢は関係なく、状況をチェックして必要であれば診察を受けるようにする意識を持ちましょう。中高年の病気だから、と甘く見ないようにすることが必要です。
年齢より遺伝の要素が強い
AGAは年齢との関係より、遺伝との関係の方が強いようです。そのため、近い親族に薄毛で悩んでいる方がいるなら、将来的に自分も同じような状態になるかもしれないと考えておくことも必要でしょう。あらかじめリスクが高いとわかっているなら、生活習慣に気を付けてみたり、早目に診察を受けて対策をとっていったりできることが増えます。体質的な問題でもあるので、すぐに効果が出る対策が難しいです。遺伝によるリスクが高いことがわかっているのはつらい部分もありますが、対策が早めにとれるメリットもあるのです。
脱毛の進行がまだ少ない段階で始められれば、それ以上の進行を止めるだけでも問題は改善することがあります。しかし、状況が深刻になってしまうと、脱毛を止めるだけではなく、新しく発毛させることも必要になっていくので、より難しい治療が必要になっていくのです。遺伝的に自分にその可能性があると思った場合には、十分注意して状態をチェックしたり、生活を改善を心掛けるなどの対策をとってみましょう。
年齢が関係する部分
AGAで年齢が大きく関係する部分としては、治療法の選択が挙げられるでしょう。薬による治療は未成年ではできないものもあるので、治療法が限られることはあります。しかし、早めに治療に取り組めることで進行を抑えることもできますし、使えない薬以外の治療法をとることができるので、いずれにしても早めに状況をつかんで治療へ進めることは必要です。
また、中高年でAGAが増えるように見えるのは、その時期にこれまでの生活習慣のゆがみが体に表れてきているのかもしれません。若い時からの悪習慣はもちろんですが、中高年になり忙しくなると健康に気を遣うことも難しくなり、ストレスや体の不調を抱えやすくなります。それがAGAにも影響してしまうことは十分考えられます。生活習慣は日々の積み重ねですから、若いうちから体に悪いことはできるだけ避けていくように心がけてみましょう。
年齢との関係を気にしすぎずに対策を
AGAを中高年の問題と捉えることは避け、自分自身の状況をよくチェックすることから始めましょう。特に親族などに薄毛に悩んでいる人がいれば、自分自身のAGAリスクも高いことが考えられます。早めに気が付けば、進行を止めるためにできることもまだまだ多くあるはずです。自分はまだ若いからと安心しすぎずに、生活習慣などにも気を付けてみましょう。