薄毛に悩んでいる人は多くいますが、自分がどのタイプの脱毛症なのか判断するのは難しいです。
しかし、日々のちょっとした変化をしっかりチェックしておけば、
AGAなのかどうかある程度見極めることができます。重要になるのがセルフチェックです。
今回は自分がAGAなのかどうか、不安を抱えている人のために、
セルフチェックのポイントをいくつか紹介していきます。
親族に薄毛の人が多い
DHT(ジヒドロテストステロン)と言う男性ホルモンが、AGA発症の原因とされています。
男性ホルモンのテストステロンと5αリダクターゼが結びつくことでDHTが生成されるのですが、
5αリダクターゼの活性度は遺伝すると考えられています。
そのため、親族に薄毛の人が多いと、その子孫も薄毛になりやすいとされているのです。
また、男性ホルモンレセプターと言われるホルモンも、AGAに大きく関係しています。
男性ホルモンレセプターはホルモンの情報を受け取る受容体なのですが、
DHTを取り込んで薄毛を進行させてしまいます。
5αリダクターゼと同じように、男性ホルモンレセプターも遺伝しやすいと考えられているので、
家系に薄毛の人が多い場合は注意が必要です。
特に、男性ホルモンレセプターは母方の家系から遺伝しやすいという特徴があります。
AGAのセルフチェックをする時は母方の家系に薄毛の人がいないかチェックしておきましょう。
抜け毛の本数が多くなってきたもしくは細い毛が多い
以前より抜け毛の本数が増えてきたと感じた時は、AGAが発症している可能性があります。
セルフチェックのポイントは、朝起きた時に枕についている抜け毛の本数と、
シャンプーした時の抜け毛の本数です。
髪の毛は一定のサイクルで生まれ変わっているので、薄毛ではない人でも抜け毛はあります。
一般的には1日に50~100本程度は抜けてしまうと言われているので、
その程度であれば問題ありません。
しかし、あきらかに抜け毛の本数が多い場合は、AGAを疑ったほうがよいでしょう。
寝ている時やシャンプーをする時は、髪の毛に摩擦がかかるため髪が抜け落ちてしまいます。
しかし、1日に数百本も髪が抜け落ちてしまうことは、通常では考えられません。
また、産毛のような細い毛が増えてきたと感じた人も注意が必要です。
AGAは髪の毛の成長サイクルが乱れることでも発症します。
髪の毛が太く成長する前に抜け落ちてしまうことで、産毛のような細い毛が増えてしまいます。
生え際に産毛のような細い毛しかない、髪にボリュームがなくなり地肌が目立つようになった、
こういう場合はAGAを発症している可能性があります。
前頭部や頭頂部が薄くなってきた
脱毛症にも色々な種類がありますが、AGAは薄くなる部位に特徴があります。
前頭部の生え際から薄くなり、どんどん後ろに後退していくのもAGAの特徴の1つです。
生え際の左右が後退し、M字型になっている場合にはAGAの可能性があります。
しかし、AGAは一気に髪が抜け落ちるのではなく、少しずつ進行していく脱毛症です。
そのため、初期症状に気づかないケースも少なくありません。
少し薄くなったと感じた時は、過去の写真と比較して生え際に変化がないかチェックしてみましょう。
頭頂部の薄毛が進行してしまうのも、AGAでよくあるパターンです。
頭頂部やつむじ付近は、自分では確認するのが難しいです。
家族や知人など周りの人にチェックしてもらう、鏡を複数枚使って自分でチェックするなどしてみましょう。
頭頂部が薄くなり地肌が目立つような場合は、AGAを発症している可能性があるので、
早めに対策するようにしてください。
セルフチェックをして早めに対策を取ろう!
AGAは徐々に薄毛が進行するケースが多く、
気づいた時にはかなり進行してしまっていることも少なくありません。
そのため、日々のセルフチェックが重要になります。
セルフチェックをしっかり行って、
AGAにいち早く気づくことがAGA対策をする上で重要なポイントです。
抜け毛の本数が多くなった、生え際が後退しているなど、
AGAが疑われる場合には早めに専門家に相談しましょう。